そういうのも悪くない


千歳は、エッチの最中はあまり言葉攻めとかしてこん。ちゅーか、がつがつと行為を進めて、さっさと終わる。
愛がないってわけやないやろうし、好きやって言うてくるし、痛いほどそれは伝わるし。
けど、さすがにそんなんばっかりやと体力がもたへんっちゅーか……。


「ああっ…!」
「むぞらしか…きゅうきゅうしとるばい…」
「あっ…恥ずかしいから言うなやっ…んぁあっ…!」


千歳のデッカイペニスが、遠慮なく入って来た。千歳はあまり慣らす、という事をせえへん。
ローションを豪快にすくって塗って、指を挿れて穴を広げて抜いて、それで勃起したペニスを突っ込むだけ。


「んっ…デカ過ぎるわ…うっ、ああっ…!」


千歳のペニスが、前立腺を抉るように擦りつける。
すると、俺は全身に電気が走ったかのようにビリビリと快楽が巡って来て。
口も開けて涎を零して、千歳にしがみ付きながら腰を動かす。


「ユウジくんっ…!」
「っ、ああっ!!」


千歳のがまた一段と大きくなって、熱くて固くなったものがナカで感じて。ズクンと、ナカで重みを感じる。


「ああっ、やっ…イくっ、あっ、千歳っ…!」


千歳の背中に爪を立てて、千歳の名前を呼ぶ。


「千歳っ、ち、ちとっ…せっ、んっ、ああっ、せん、せんりっ…」
「!…っ、そげなこと言われたらっ…!」
「ひああっ!」


千歳のがもう今にもイきそうな程勃起して。ぐん、と腰を抑えつけてナカでぐるり、と回すように擦りつけられて。


「っ、あっ、あああああっ…!!!」
「っ!」


千歳が、ナカでイって吐きだした精液が広がってぼたり、と繋がった部分から零れ落ちる。
俺はそれとほぼ同時に、先端から精液を吐き出した。










「あ、アホっ…!」


あの後、もう一回抱かれた。しかも、いきなり動き出して訳分からんまま擦りつけられてイって。
足もガクガクやし腰も痛いし、声も掠れて出んし。


「お前ちょっとは手加減せえっちゅーか、もうちょっと我慢せんかい!」
「そ、そげな事言われてもユウジくんがあまりにもむぞらしくて…ばってん、我慢なんて出来んたい」
「そんな理屈通るわけあるか!こっちの負担も考えろやっ!!」


毎回同じような事言うてる気がする。掠れた声で怒鳴ったから、余計出んようになって。
それを千歳が心配してくれて、それでいつもうやむやになってしまう。


「ゲホッ……あ、アホっ…きょ、今日の今日こそはちゃんと反省して……って千歳どこ行くねんっ!!」
「どこって水を汲みに行くばい」


千歳はそう言って立ち上がると、部屋から出て行った。そして一分くらい経った後、水の入ったコップを持って戻って来た。


「何やねんそれ……」


千歳は俺がそう言うなり、コップにある水を飲んだ。それから俺に近づいてきて、開いた口を塞ぐ。


「んっ…んんっ…!?」


千歳の口から、冷たい水が流れてきて。


ゴクリ


俺は反射的に飲み込んでしまった。


「…これで少しはユウジくんの喉がよくなれば良か」
「〜〜〜っ、あ、アホか!!」


そんな簡単に治るか!と言おうと思ったけど、あまりにも眩しい笑顔で笑うもんやからそれ以上言えんくて。


あかんやん、結局反省させるつもりが言いくるめられたような感じになってしもとるやん……


そう思いつつも、さっきの口移しが忘れられんくて。まだあるコップの水を見ながら、千歳に強請る。


「もう一杯してくれん?」
「え…?」
「っ、さっきのもう一回せえ言うてるんや!分かれや!!」


恥ずかしくなって大きい声で叫ぶと、千歳は目を見開いてから「むぞらしか」と笑って再びコップの水を口に入れる。


こういう時は結構ねちっこかったりする癖して、何でエッチはあんなにガツガツとするんやろう…。








いつか理由を聞かんとあかんな、と思いながら千歳の口から運ばれてきた水を飲み干した。


***
チトユウ万歳\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/

Euchreの双夜さんにいただきました!ていうかメールやりとりのさいに「チトユウ裏ください」ってお願いしてたら
書いてくださった・・・!ふああああありがとうございます・・・!!!

双夜さんの「千歳は言葉攻めはせず、がーっとしてばーっとして終了!」というチトユウがなるほど納得で・・
でも結局は両思いで、もう、あの・・バカップルだよね!みたいな。事後の描写もものすごく好きです・・
あああもうほんとありがとうございました・・!わたしもお礼にチトユウ書きます!双夜さんSUKI!!(迷惑)
H21/08/28